高い?安い?!マイクロスコープを用いた根管治療の値段について
投稿日:2020年11月25日
カテゴリ:スタッフブログ
柏駅南口より徒歩1分、柏KT歯科です。当院の特徴でもある「マイクロスコープ」治療は、自費診療になります。
保険診療内での根管治療と比べて何が違うのか、なぜ保険診療よりも治療費が高いのかについてご説明します。これまで保険診療での根管治療で再治療が必要になった方、自費診療の根管治療にご興味がある方は是非参考にしてください。
当院のマイクロスコープ治療時間枠は1時間半~2時間
「なぜ歯医者さんの治療は数十分で終わりなの?!」
「なんども来ないといけないなら、時間を多めにとって一気に治療を進めてほしい」
なんて思われた方はいらっしゃいませんか?
実は治療時間や回数も保険で決められているため、保険診療の範囲内で治療をする場合は、決められた回数で治療を進めて行く必要があります。
当院のマイクロスコープ治療なら自費診療のため、1回の治療枠は1時間半~2時間とたっぷり時間を使って治療に向き合うことができます。十分な時間を確保して治療が行えるので、治療の事前準備(ラバーダム防湿・除菌等)もしっかり行うことができます。
ラバーダムで滅菌・除菌管理された空間で治療を行える
根管治療において重要なことは、滅菌状態で治療を行うことです。治療中に根管内に唾液が混ざってしまった場合、菌が根管内に入り、再治療が必要となる場合もあります。
それを防ぐために行うのが「ラバーダム防湿」です。ですが、保険診療だとラバーダムをかける時間がない・使い捨てのラバーダムを使うコストを削減したい等の理由からラバーダムを使用せずに治療を進めることもあります。
当院はラバーダムをかける時間もしっかりお取りしているので、治療部位の周囲を除菌した状態で治療を行うことができます。どのような治療でも言えることではありますが、事前準備・細部にも手を抜かず、再治療の必要のない、丁寧な治療をモットーに診療を行っています。
MTAを使用した際の費用がかからない
MTAセメントとは「ケイ酸二カルシウム・ケイ酸三カルシウム・アルミン酸三カルシウム・石膏」といった歯の成分に含まれるカルシウム系からなる歯科用セメントです。パーフォレーション(歯の根管の壁に穴が空いた状態)した際にMTAセメントを利用することで、パーフォレーションをリペアすることができます。歯の壁に穴が空いた状態を放置すると細菌感染が広がり、症状が重症化する恐れがあります。最悪の場合抜歯が必要なこともありますが、MTAセメントを用いることで歯を温存できる可能性が高まります。
MTAセメントを用いた治療も自費診療となり5000~15000円程度別途費用がかかることがありますが、当院のマイクロスコープ治療ならMTA治療が必要となった場合でも治療費は別途かかりません。
マイクロスコープ治療の値段について
保険診療よりも手厚く・治療の成功率を上げれるマイクロスコープの治療費ですが、前歯4万円、小臼歯5万円、大臼歯7万円です。(根管治療の再治療の場合+5000円)
保険診療と比較すると、「高い!」と思われるかもしれませんが、根管治療をしっかり行うことで、歯1本の寿命を延ばすことができれば、実は長い目で見ると値段以上のメリットがある治療なのです。
歯を失った際に行う入れ歯治療、ブリッジなどの治療も保険診療であっても通院にかかる時間や治療費、その後のメインテナンス費用などを考えると、4~7万円以上かかることも。インプラント治療となると何十万もかかってしまいます。
「再治療の必要がない」治療ということは、歯を失うリスクを軽減できる、その後に起こりうる治療を回避できるということなのです。(もちろん予後も良い状態を維持できるように、定期的なメインテナンスは重要です!)
これまで根管治療で再治療が必要となった方、しっかりした治療を受けたい方は是非当院のマイクロスコープ治療をご選択ください。
■ 他の記事を読む■